てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

公務員の実態~公務員に向いている人・向いてない人はこんな人~

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久しぶりに書きます。今回の内容は「公務員に向いている人、向いていない人」


元国家公務員である私自身のことを分析するとまさに「公務員に極端に向いていない人」でした。仕事内容から組織の構造、雰囲気、暗黙の制度的なものなどなどすべてが合いませんでしたね。日々拒絶反応を感じるほど無理でした。でも、逆にこういった組織にジャストフィットする人も必ずいるんです。


というわけで、今回は
どんな人が「公務員に向いているのか?」
を私の独断と偏見でかなり極端にご紹介させていただきます。


体育会系組織に疑問を感じない人

役職が同じだけど年齢が上であれば採用年次に関わらず敬われます。逆に言うとこういう年齢や役職に神経質なほどこだわり上下関係といった構図を設定し仕事から飲み会といった場面で立ち回る体育会系なマインドや資質は必須だと言えます。


私のことを言うと、新卒で入ったわけではないので同じ役職でも他の人より年齢が高い分必要以上に敬われました。飲み会で真っ先にビールを注がれたり恭しく敬語で接されたり・・・


公務の現場に限ったことではありませんが、こういった徹底的な体育会系風土が好きな人、慣れている人、心地いいと感じる人は公務員への適性が高いと言えます。逆にこういう風土が合わない人は間違っても公務員になってはいけません。

【私の考え】

私の考えは、同じ組織に属しているんだったら年齢や役職に関係なく同じように接すればいいと思っています。体育会系を全否定しているようで申し訳ありませんが私はそう思っています。


役職は単なる役割にすぎません。部長はその部を統括するという役割を持った人であり、社長は会社全体をマネジメントする役割を持った人に過ぎません。組織に属する人全員が何かしら役割を持っているだけなんです。年齢なんて数年早く生まれたか遅く生まれたか、だけの問題です。


上司の言うことは正しいと本気で思える人

こういう気持ち悪い考え方を容認できる人は公務員への適性が高いと言えます。明らかに違う、どう考えても規定と反するしおかしいと言えることであってもより役職が高い人が「やれ」と言えばそれが正しくなくてもやる必要があります。そして規定上正しくなるようにうまく調整し丸く収めるのが下の重要な仕事だったりもします。


某安倍総理婦人と森友学園の土地問題で近畿財務局が槍玉に挙げられていましたがあれもまさにこれ。明らかにおかしいことでも上から言われたら実行しないと逆に処分されたり立場が著しく悪いポジションへ異動させられるなんてことにもなります。ハッキリ言って馬鹿げてますしくだらないし理不尽です。でも、そんな状況下にあっても淡々と従うことができる人こそが公務員適正があると言えます。

【私の考え】

私は役職とか経験にこだわらず違うことは違うと言えること、間違っていると思われるものについては間違っていると発言できる風土が好きです。というか、そうしないと組織全体の成長は無いと思っています。なので、こういう考えは気持ち悪いので本気で反発したこともあります(ホント向いていなかったなぁ・・・)。その結果宮崎県へ左遷させられかけましたけどね。しかし、下っ端の私がいくら反発しようがいつの間にか上の方でうまく帳尻が合わさっているのを見て、こういう調整業務を今後やる必要がある仕事なんて絶対嫌だ、とちょっと絶望しちゃいました。


と、だらだら書いていますが、「上の言うことは正しい」という考えは公務員には求められているマインドでもあるんです。公務員に採用されると採用権者という採用の決定権を持っている人の前で宣誓書的な文章を読まされるんです。この中に確か「上司の言うことに従い・・・」というのがあったような。なので、上司の言うことについてはある程度無条件で従う必要があるんです。なぜなら上司の命に従うことを採用時に宣誓しているからです。だから、そもそも反発することは宣誓内容に反するため公務員としてはNGな行為だったりします。


私のように反発したり疑問を呈したり、と反逆的な行動を考えるだけでなく取っちゃう人は間違っても公務員なんかになっちゃいけません。ストレスでやばいことになりますよ。


理不尽さに耐えられる人

基本役所内も役所外も理不尽の塊です。電話を取れば一般市民の方から「殺すぞ!」と過激なご意見をいただくこともあります(私は30回ほど殺されかけてますね)。役所内でも、仕事をしない・できないけど顔と声だけは大きい中年職員の対処や、自分の与えられている以上の仕事を強制されるなんてことは往々にしてあります(経理関係の仕事なのに、許認可関係の費用計算なんて仕事を無理くりやらされることもしばしばありました)。


また、仕事をいくら頑張ろうがサボろうが給料は変わりません。評価システムが無いんです(一応あるけど機能してない)。また、昇給や賞与のランクも全員平等に与えられます。私よりはるかに仕事ができないし周りからもお荷物扱いされてる後輩も、大学院卒業のため初任給時点で私より給料が上。さらに、仕事ができないから重要なポジションには異動させられず転勤も拒否していたため、環境としてはのんびり仕事をしているわけです。

【私の経験談】

かたや私は入省後3年位は理想を追い求めていたので、ひたすら業務フローを改善したりより難易度の高い仕事を求めて異動希望を上司に率先して上申していました。でも給料はお荷物扱いされている後輩よりも私の方が下。賞与や昇給のランクも下手すると私のほうが低い評価で支払われていました。こんな理不尽は嫌ですよね? 別に自分の能力が高いなんて言うつもりはありません。でも、ある程度は評価されていても給与で返ってくることはないんですよ。役所の人事制度上絶対に。


こういう理不尽は他にも山のようにあります。民間企業でもあまり変わらないかもしれませんが、役所はとにかくこういう実態が山程あります。なので再度皆様に問いかけます。「理不尽さに耐えられますか?」。耐えられるなら受験しても良いと思います。


まとめ

以上3点が公務員に向いている人かなと経験上断言します。本音を言うと、優秀な人は公務員になってほしくありません。優秀な人を上手く活躍させる仕組みが役所には無いからです。なので、この3点を読んで「あれ、違うなぁ」と思ってくれる人が一人でも多く出てきてくれることを私は望みます。



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